FX口座開設はどこの証券会社を選べばいいのか?
FX投資用の口座をこれから初めて解決しようと考えている場合や、すでに証券会社に口座を開設しているんだけれどもそれ以外の証券会社で新たに口座が欲しいと思った場合にはどういった基準を元にして証券会社を選べばよいのでしょうか?
ここでは様々なケース・希望する条件に合わせてどこのFX証券会社が良いのかということについて考えていきます。
取引するFX業者の条件を考えてみる
新しく口座を開設する証券会社の条件としては次のようなものがあると思います。
- 手数料・スプレッドが安い
- スワップポイントが高い
- スピーディーに口座開設できる
どの条件を重視するかによって口座開設するべき証券会社が変わってくるので、あなた自身が希望する条件をとりあえずはこの中から選んで下の記事から読んでみてください。
手数料・スプレッドが安いFX証券会社を選ぶ
すでにFX取引の経験があってある程度慣れている人であればすでにわかっていることだとおもうんですけれども、FXで資産運用をしていく上では取引中に支払う取引手数料やスワップポイントなどのマイナス分が最終的な利益や損失の金額に直接影響してきます。
FX投資を始めたばかりの初心者がハマってしまいやすいポイントとしては「誰でも知っているような有名な証券会社を選んで口座開設をしてしまう」ということなんですよね。特に若い人よりも中高年の方が、証券会社の知名度に対して安心感を持ってしまうのか大手で古い証券会社を選んで口座開設をしてしまう傾向にあります。
ところが、誰もが知っているような有名な証券会社というのは、先ほど述べたような取引手数料やスプレッドで私たちが支払わなければならない金額が大きいケースがほとんどなんですよね。他の証券会社と比較したときに手数料が高いというか、ほとんどボッタクリ同然のところもあるわけです。実際にやってみれば分かるんですけれども本当に極悪ですね。
一般的にはメジャー通貨同士のスプレッドというのはどんな証券会社でも小さく設定されているものなのですが、古い証券会社の場合には新興の証券会社の10倍以上のスプレッドを設定しているところもあるんです。
ここで年齢が若い人であれば考え方も柔軟ですので「単純に取引手数料やスプレッドは安いところを選ぶ」ということができるんですけれども、50代とか60代とかって言うことになると次のようなパターンになってしまいます。
証券会社で口座開設する時に安心感が欲しいので有名なところを選択する
↓
取引手数料やスプレッドがとんでもなく高い
↓
結果的に負けが込んでしまって勝てない
というパターンになってしまうんですね。むしろ古参の証券会社の場合にはこういった考えになってしまう中高年を取り込んでFX投資をやらせることによって手数料で大きな利益を上げているということが考えられます。そういった証券会社で取引を行って資産を失ってしまった人が「FXは勝てない。やばい」という話を広めていってしまうわけですね・・・。
FX投資をする上では、証券会社の知名度という点についてはほとんど考慮する必要はありません。単純に取引手数料が安い証券会社やスプレッドが狭くて有利に取引できる証券会社を選ぶというのが良いと思います。
取引手数料が安い・・・というか無料で、さらにスプレッドが狭いFX業者の例としては次のようなところが挙げられるでしょう。
⇒ 外為オンライン
⇒ DMM FX
だいたいこういったあたりが取引における手数料が少なく使いやすい証券会社ということになります。
スワップポイントが高いFX証券会社を選ぶ
資産増加を目的としたFX投資では、主に2種類の方法で運用を行っていくということになりますね。
- 何度も売買を繰り返して利益を積み重ねていく方法
- 長期保有することによって得られるスワップ金利を積み重ねていく方法
ただし、基本的にはどちらの方法を採用する場合であってもスワップ金利が高く設定されているのに越した事はありません。それでもスワップ金利を重視してFX投資を行うのであれば、各証券会社で設定しているスワップ金利をよく見て口座開設する証券会社を選ぶ必要があるでしょう。
ある程度の期間、いくつかの証券会社のスワップ金利をチェックしていくことによって、どこの証券会社を使ってFX投資をするのが最も有利なのかということがわかってくると思います。
しかし、そんなに長期間我慢してスワップ金利のチェックをしていくことができるという人は少ないでしょう。2つ目の口座を開設しようと考えているならともかく、初めてFX投資をする段階というのであれば今すぐ口座開設を行って取引を始めたいと考えているでしょうからね。
そういうわけで、すべての通貨ペアで最も良い数字を出してくれるというわけではないんですけれども、ここではDMMFXを推奨しておこうと思います。
⇒ DMM FX
DMMFXは一般的な証券会社とちょっと毛並みが違って、スワップ金利の設定でちょっと特殊な運用方法が可能になっているんですね。基本的に通貨ペアの片方の側を買って今にはプラスになるという場合には、もう片方の側を買った場合にはスワップでマイナスになってしまうということで毎日少しずつ証券会社に入れている証拠金が減っていってしまいます。
そして、売り買い両方使った売買をしている場合にはマイナス金利側がちょっと多く設定されているので、為替変動による利益や損失がなくても日数の経過でちょっとずつ損失が膨らんでいってしまいます。
しかし、DMMFXの場合には売りでも買いでも同じ数値のスワップ金利が設定されているので、両建てをしたことによってスワップ金利で損をするということがありません。また、プラス側のスワップ金利も比較的高めに設定されていますからFX投資の初心者としてはかなり使いやすい証券会社だと言えますね。
スピーディーに口座開設できるFX証券会社を選ぶ
今すぐFX投資を始めたいとか、2つ目の口座を今すぐ用意したいとかって言う場合には、ネット上で口座開設の申込をしてから取引が可能になるまでの時間がとにかく短く済む証券会社を選ぶと良いのではないでしょうか?
FX投資での口座開設で最も時間がかかってしまう部分というのは本人確認書類のやり取りなんですけれども、これはメールで送信することができるようになっている証券会社が良いですね。いちいち郵送で全ての書類をやり取りしているような古い証券会社だと口座開設の申し込みから実際の取引までが3週間くらいかかってしまうなんてこともありますからね。
そもそもインターネットでFX取引をするわけですから、そんな時代に手書きの書類を書いて郵送して、さらに向こうからの郵送物をまた受け取って・・・なんていう古いやり方をしている証券会社を使うというのはちょっと心配になりますよね。この口座開設のシステムがどのくらいオンラインで整っているかということ自体が実際のFX投資での安心感にも繋がりますからその点も評価ポイントに入れていくべきでしょう。
オンラインで書類のやり取りをするのが不安だという人は一定数いるわけなんですが、だったら手書きの書類を郵送すると言うのだったら安心なのか?という話になりますよね。どうしても手書きの書類で全てやり取りをしたいというのであればそういう証券会社を使えば良いと思いますが、上でも書いたとおりそういうところだと手数料などが非常に大きいために利益を出すよりも損をする可能性の方が高いと思います。
で、スピーディーに口座開設ができる証券会社はどこなのか?という話に戻ると、今現在ではDMMFXを使うのが良いということになるでしょう。最短で翌日から取引が可能になるので、10年くらい前と比べるとかなりこれは早いですね。
⇒ DMM FX
先程のスワップ金利が有利な証券会社という点でもDMMFXを候補に挙げたのですが、FX投資においては1つの条件が良いところは他の条件においても利用者側にとって有利に設定されていると言うことが多いです。操作が便利だからといって手数料が高いとか、スワップ金利が高い代わりに取引手数料を徴収されるとかって言うことがないんですね。
逆に言えば、口座開設の手続きが煩雑なところは手数料も高いしスワップ金利も非常に不利・・・というのが一般的です。
口座開設キャンペーンで選ぶ
初めてFX投資をする人がキャンペーンについて把握していることはほとんどないと思うので、これは2つ目の口座を開設しようと考えている人にとって大きなポイントなのですが、いくつかの証券会社では新しく口座開設をしようと考えている人に対してキャッシュバックキャンペーンを実施していることがあります。
大抵の場合には口座開設をしてある程度の資金を入金して一定期間の取引を続けることによって決まった金額がもらえるキャンペーンという感じで設定されているので、これに関してはキャンペーン金額が多いところを選ぶというのが簡単でしょう。
FX投資をすることができる証券会社のキャンペーン情報については次のページでまとめているのでチェックをしてみてください。
特に、多くの証券会社のスプレッドやスワップポイントにあまり差がない現在の場合にはこういった感じでちょっと違った角度から証券会社の評価をしてみるというのは良いかもしれません。
口座開設キャンペーンではいくつかの条件が求められていることがあるのでその点には注意しておきましょう。例えば次のような条件があります。
○口座開設をした後に5万円以上入金をすること
これは普通に考えてみれば当然のことなんですけれども、全然取引をする気がないのに口座開設をして何万円もキャンペーンボーナスを貰っていこうという人に対して証券会社はお金を払いたいわけがありません。
実際に口座に入金をしてその後長く取引をしてくれる人に対してキャンペーンという形でちょっとした資金提供を行っているわけですから、こういった初期入金額とか取引回数とかの条件がある場合にはそれをちゃんとよく読んで守っていかないとキャンペーンの対象外になってしまいます。
2つ目の口座を作ろうと考えている人の場合には、それなりに資金を多く持っているでしょうからそんなに深いことを考えなくても、キャンペーンを行っている証券会社に口座を開設して取引を開始するだけで問題ないことが多いですね。
ちなみに、ここで候補に挙げなかったような大手の証券会社が「バカ高い手数料」「投資家に不利なスワップ金利」「口座開設に時間がかかる」なんていう状態になっているのにはちょっとした裏の理由があります。
このような条件になってしまっている老舗で大手の証券会社の場合には、わざわざ苦労して若い人を集めなくても黙って待っているだけで小金持ちの高齢者がやってくるからなんですね。
カタカナやアルファベットを使った証券会社は怖い
知名度の高い証券会社が良い
ネットを使いこなせない
なんていう人がかなりいますから、わざわざ会社の利益を削って投資家に有利な条件を提示しなくても問題なくやっていけるということなんだと思います。